病気

7月の終わりに、うちの猫が病気で倒れた。
うちには三毛猫が2匹いる。そのうちの2番目の猫。
もう1匹は今年3月で21歳になった長寿猫。人間で言えば100歳近い。

病気というのは、それなりに原因がわかっているものと、予告もなく突然やってきて原因がわからないものがある。うちの猫は後者だ。
前日まで飛んだり跳ねたり元気いっぱいだったのに、突然、後を振り向きざま倒れたのだった。
引っ越してきてまだ3ヶ月、動物病院がどこにあるかもわからず、おまけに倒れたのは夜の8時過ぎ。病院は閉まっている時間帯。
インターネットで必死に探して、ようやく24時間体制のつだ動物病院を見つけた。
すがる思いで電話をして、タクシーを飛ばして病院へ急いだ。
その夜は応急処置をしてもらって、家に帰った。
次の日、さらに大きな発作を起こして、とうとう入院。

集中治療室に入れられて困惑した顔で私を見る。
何があったのか?
どこかで頭でも打ったのか?
変なものでも食べたのか?

『なぜ?』という言葉で頭がいっぱいになる。
うちの猫は何一つ悪いことなどしていないじゃないか!
なぜ神様はうちの猫を病気にしたのか!

猫を病院に残し、私はバス停までの暗い道を、下を向いたまま歩いた。
バス停のベンチに座り、目の前を通り過ぎるトラックをぼんやりと眺め、
自分だけがそこに置き去りにされてしまったような感覚で、バスが来るのを待ち続けた。



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……あれから1ヶ月。
あの日のことがウソのように、
今は元気だ。
投薬治療は続けているものの、昔と同じようにカーテンによじ登り落っこちたり、階段を3秒で駆け上ったり、意味不明に走り回ったり、すっかり元気を取り戻した。

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突然、
原因もわからず、
降りかかる出来事。

しかし、
それは決して、
突然ではなく、
原因がないのではなく、
必然の出来事だと知る。

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立ち止まって考えろ。
そういうことだったのかも
しれない。
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by neoyuka | 2006-09-02 01:42